軽自動車の販売台数はいまや
新車販売台数の4割を占めており、
その安全性について
気になっている人は多いでしょう。
「軽自動車は事故にあった時に死亡率が高い」
と人から言われたり、
ニュースで見る事故映像では
たいてい軽自動車は
ペシャンコに潰れてしまっていることが多く、
これから軽自動車を購入したい
と思っている人にとっては
不安でしかありません。
軽自動車の事故率や原因について検証し、
軽自動車界では
事故に強いとおすすめの車種を
ランキング形式でご紹介します。
軽自動車の事故率や死亡率を車種別に比較!
軽自動車の事故率について、
普通自動車と比較してみましょう。
まず、
一般財団法人自動車検査登録情報協会
のデータをみていきます。
【平成29年8月末時点での自動車保有台数】
普通自動車 18,573,102台
軽自動車 22,031,072台
そして、総務省発行の交通事故統括データです。
【平成29年8月末時点での死亡率】
普通自動車 658台
軽自動車 477台
平成29年度の死亡事故率を計算してみると…
普通自動車 0.0035%
軽自動車 0.0022%
意外や意外!
普通自動車の方が高いという結果になりました。
しかし、平成28年度の死亡事故率はというと…
普通自動車 0.0028%
軽自動車 0.0040%
軽自動車の方が
約1.5倍も死亡事故率は高かったのです。
これには、車体の強度や重量等
が影響していると考えられています。
その他、予防安全装置として
自動ブレーキシステム等が搭載されたり、
ボディの材質が良くなったりと、
軽自動車の安全性が向上した
という結果とも考えられます。
軽自動車も普通自動車も、
自動車事故対策機構(NASVA)
が設定している
同じ安全基準をクリアしています。
しかし、衝突安全基準テストに関しては、
同種の車同士をぶつけさせて
比較しているだけなので、
自分の運転する車より
大きな車と衝突した場合には、
必然的に死亡事故率は高くなりますね。
軽自動車に乗るならコレ!事故に強いおすすめランキング
衝突安全性や
搭載されている安全装置や機能等を総合して、
事故に強いおすすめの軽自動車をご紹介します。
衝突安全性において
ランキングトップだったのは
「HONDA N-WGN」でした。
新・安全性能総合評価で5つ星を獲得しています。
最近流行している
屋根の高いタイプではないのですが、
逆にそれが、安全性能が高いポイントになっています。
駐車時に活躍しそうな後方確認リアワイドカメラ、
渋滞中に前の車へ追突しそうになると
回避を助けてくれるシティブレーキアクティブシステム、
4輪別々にブレーキをかけたりパワーを制御する
VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)で
雨や雪の日でも頼りになります。
続いて「HONDA N-BOX」です。
普通自動車レベルの乗り心地だと評判です。
音が静かで、
コーナリング性能の安定感も抜群。
また、軽自動車の中でもボディ剛生が相当強く、
世界で初めて高張力鋼板1180MPaを
ボディとシャーシに採用しています。
高粘度接着剤を使い、
接着面を広げることで
さらに強度をアップしているそうです。
質感の良いシートは
背中に広く密着するスポーツタイプで、
ドライバーの体をしっかり受け止めてくれます。
普通自動車と同じ
安全装置のすべてが標準装備された、
最新軽自動車です。
最後に「ダイハツ Tanto CUSTOM」です。
運転中のひやっとするようなシーンで
事故の回避を図るスマートアシストをはじめ、
衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能など、
先進の安全装置を搭載しています。
また、予防安全性評価
「先進安全車ダブルプラス」を獲得しています。
オートハイビームや
車線を超えたら警報が鳴るような機能が
充実した車種です。
まとめ
長らく燃費の良さを中心に
選ばれていた軽自動車ですが、
ここにきて安全性能や走行性能に
シフトしてきているようです。
自分の生活スタイルに合わせて、
しっかりとした基準で選びましょう。