最近は寒い時期でも、年中かき氷が食べられるお店が人気ですね。
かき氷には色んなフレーバーがありますが、
その中でも、『みぞれ』と『しぐれ』って、
どんな味か知っていますか?
この二つは意外と知らない人が多いんですよね。
そこで今回は、かき氷の『みぞれ』と『しぐれ』はどんなシロップか、
違いや特徴を紹介します。
『みぞれ』は透明シロップ?では『しぐれ』はどんな味?
『みぞれ』とは、透明なシロップをかき氷の上にかけたもののことです。
そして『しぐれ』とは、練乳をかけたかき氷のこと。
よく、抹茶のかき氷に練乳がかかっていることがありますね。
あのかき氷を『宇治時雨(うじしぐれ)』というんですよ。
ちなみに、あずきもトッピングされていれば、
『宇治金時(うじきんとき)』という名前になります。
ところで、『みぞれ』は透明なシロップがかかっていますが、
一体何の味なんでしょうか?
お祭りの屋台でも、『みぞれ』のかき氷ってあまり見ないから、
味の想像がつかないですよね。
実は『みぞれ』にかかっている透明なシロップは、
砂糖味なんですよ。
つまりガムシロップみたいなものなんです。
いちごやブルーハワイなどのシロップから、
色や香りを抜いたものと思っても良いでしょう。
家庭で作る場合も、水と砂糖を1:4の割合で混ぜて、
煮詰めてから冷やせば良いだけ
いたってシンプルですね。
じゃあ全然味気ないじゃん、
と思うかも知れませんが、『通(ツウ)な人』は、
あえてこの無色透明な『みぞれ』を注文するんだとか。
というのも、一説によれば、いちごやメロン、
ブルーハワイなどの定番なシロップは、
着色料やら何やらが入っているため、
健康に良くないとされているんですね。
そこで、シンプルな素材で作られた、
砂糖味のシロップを使った『みぞれ』を食べた方が、
身体に良いなんて言われているんですよ。
でも最近では、色んなフレーバーが出ていますし、
シロップも着色料だらけのものではなく、
フルーツの果汁を使った美味しいものがあるので、
そっちの方が健康的な気もしますね。
ただ昔はあまり子供に、
着色料だらけのシロップを食べさせたくなかったから、
『みぞれ』を食べるようにさせていたんです。
『すい』や『せんじ』も同じ透明シロップのかき氷です
透明シロップの『みぞれ』って実は、
『すい』や『せんじ』と呼ばれることもあるんですよ。
地方によって呼び方が異なるんです。
東京では『すい』と呼ばれ、
愛知県や岐阜県などでは『せんじ』と呼ばれます。
ちなみに『みぞれ』というのも、
そもそもは関西での透明シロップかき氷の呼び方なんですよ。
地域によって呼び名が違うのも、
なかなか面白いですね。
ただ、注文する時はその地方の呼び方をしないと、
店員さんが何だか分からなくなってしまうかも知れません。
でも、いずれにしても『みぞれ』、
『すい』、『せんじ』は全部同じものですし、
味ももちろん砂糖味のシロップですよ。
もし機会があったら、『みぞれ』を食べてみてください。
ちなみに、家庭で『みぞれ』のかき氷を作る時は、
練乳や白玉やフルーツなど、色んなトッピングをすると良いですよ。
すると見た目も豪華になるし、
鹿児島県の有名なかき氷の『白くま』みたいになるので、
おすすめなんですよ!
まとめ
かき氷の『みぞれ』は砂糖味の透明なシロップをかけたもので、
『しぐれ』は練乳をかけたものです。
『みぞれ』は砂糖の味しかしないので、
シンプルな味が好きな人にはおすすめかも知れませんね。
もしくは、色んなトッピングをして楽しみましょう!
『みぞれ』は関西の呼び方で、東京では『すい』、
愛知県や岐阜県などでは『せんじ』というように、
地方で呼び方が変わります。
あまり『みぞれ』かき氷を置いてある店や屋台ってみかけないので、
見つけられたら逆にラッキーかもしれませんよ!