息子が謎の腹痛で救急車で運ばれたので、記録として残します。
『11月14日』
息子高校2年生の11月の出来事です。
いつものように学校から帰ってバイトに出掛けた息子。
私も仕事を終え丁度帰宅したときに、珍しく息子から電話が掛かってきました。
「バイトの最中にお腹が痛くなって今から○○医院に行って来る。」
きっとたいした事ないだろうと家で待っていた所、またもや息子から電話が掛かってきました。
「ここではわからないから大きい病院に行って下さいと言われ、今紹介状を書いてもらってタクシーを呼んでいる。」
ちょっと大事(おおごと)になっており、とりあえず息子は1人で総合病院に行ってしまったのです。
まず考えられないのが、勝手に病院を決めてしまい、勝手にタクシーを呼んで1人で病院に行かせた○○医院の対応が納得いかずモヤモヤしていた私です。(いまだに)
行ってしまったものはしょうがないので、私も急いで総合病院に駆けつけましたが、未成年のため親の承諾がないと検査も出来ず、ソファに横たわっていました。
ここでは、血液検査とCTを行なったのですが、検査結果は、大腸と盲腸のつなぎ目に糞石が2つあるということ。
でも、大変小さいものなので、これが盲腸で腹痛の原因かと言ったらまだわからないらしく、この日はこれといった原因がわからず、痛み止めと抗生剤をもらい、点滴で痛み止めを行い帰宅しました。
次の日、お腹の痛みが相変わらずあるにも関わらず学校へ行く息子。
痛み止めの薬と抗生剤は飲んでいるものの、痛みは和らぐ事もなく登校しました。
お腹も痛かったようですが薬が合わなかったのか、途中かなり気持ち悪かったようで、それでも1日学校の授業を受けていました。
(なんという根性)
『11月15日』
最悪なのは次の日です。
朝の時点で、今日また総合病院を受診するつもりで予約をしておき、薬は合わなかったのでとりあえず飲まずに学校へ。
朝もお腹は痛かったため遅刻して登校。
お昼頃に息子からラインがはいり、
「早退する」
と伝言ありました。
丁度私は仕事が休みでしたので、何かあったら電話しなさいと伝えていた所、本当に電話が掛かってくるなんて・・・。
やはりダメだったのね、と思っていたら今度は学校から電話があり、
「○○君、今倒れまして救急車で病院に運びます。」
えーーーーーーーっ!
今ラインしてたじゃん。
私とのラインの後に教室で倒れ、先生方に保健室まで運んでもらったようです。
確かに、その後のラインは既読にならず意識がなかったと後から聞きました。
学校の担任の先生には、具合が悪く盲腸の疑いがあることも知らされていなかったので、倒れた事にビックリしていました。
大変だったのは、高校が家の近くではないので学校の近くの病院に運ばれそうになった事です。
なんとか、昨日診察に行った総合病院に出来るかお願いしたところ、学校からこの病院まで救急搬送して頂きました。
私は家から病院までの足がなかったのでタクシーを。
昨日の病院の先生の話だと、
「痛みが取れなければ入院ですね。」
と言った事を思い出して、すでに入院準備を完璧にして駆けつけたんです。
うちから病院まで車で15分位。
学校から家まで30分は掛かるのですが、丁度私も病院の着きましたといったところで救急車も同時に到着。
救急車の速さに驚きです。
前日に家族みんなで、
「学校から救急車で運ばれたらどうする?
かなり迷惑な話だよ。」
何て冗談で話していたら現実になってしまいました。
(笑い事ではなくなりましたよ。)
救急搬送後に再度検査をしたところ、炎症反応が出ており、「盲腸による炎症反応に間違いはないです。」と言っていました。
やはり入院は間逃れず、そのまま病室へ案内されました。
今回は手術はせず薬で散らす療法です。
『11月16~20日』
ここから5日間の入院生活です。
盲腸?一体原因は?
そもそも、腹痛の原因は盲腸ではありませんでした。
えっ?どうゆう事?
と思いますよね。
実は退院する時に先生から衝撃的な事実が・・・。
今回の腹痛は全く原因がわからず、退院するのも血液検査で異常がなかったので退院という形に。
血液検査でも、CTでも原因がわからず盲腸ではないことは確かだと言っていました。
それでは、今までの点滴や薬の治療は何のための治療だったのか、一体原因は何なのかわからないままです。
糞石もいつの間にかなくなっており、これも痛みの原因ではありません。
病院で「わからない」なんて言われたことってありますか?
退院時も腹痛は続いていましたが帰宅を余儀なくされた訳です。
盲腸のこの先の心配と今現在の様子
『11月21日』
いまだに続く腹痛。
かなりの痛みと吐き気。
原因もわからず退院。
この日はいてもいられず、違う病院で検査をしました。
やはり言われる事は同じで、血液検査も異常なくエコーでも問題は診られませんでした。
(連続してレントゲンは撮れないのでエコーになってます。)
ここでの先生は、
「今の医学でもわかりません。
後は大腸や小腸を直接診ることを視野に入れておいても良いかもしれません。
もしかしたら、一時的なことかもしれないので様子を見るしかないですね。」
つまり、わからなかったのです。
『11月24日』
この日も腹痛があり学校を休んでしまいました。
やはり、私としては原因がわからないのが一番嫌なので、市内の病院を調べまた受診です。
ここでの診断は、やはり最初に診察した病院でもう一度診察してもらうのが一番だとおっしゃっていました。
「また、同じように検査をしたらお子さんがかわいそうですよ。」
わかってはいるのですが本人もなぜ痛いのかわからないのが不安でいるので、すがる思いで来てみましたが空振りに終わってしまいました。
ただここの先生も、胃カメラとか大腸の検査も視野いれて、元の病院に相談してみたらという事でした。
結局振り出しに戻ってしまったように感じますが、とりあえず痛みを我慢して様子をみていくしかないようです。
まだ、原因がわかるまでは気がきでないです。
どうにかしてあげたい気持ちはあるのですが、痛みは共有できないのでかわいそうでなりません。
結果、まだ治療にも至っていないのでこの話は続いてしまいますね。
❤ 最後に ❤
結果がどうなったのか報告できずにこの話は終わってしまいますが、終わりではなく始まりだと私は思っています。
今の世の中に、『わからない病気』があるんですね。
難病と言われるものでなければ良いですが、不安は続きます。