法事で最年少嫁の立ち位置は?禅宗の葬式手伝いでのマナーと実体験。

タイトル下アドセンス

スポンサーリンク

結婚して何が困るって、相手の家の常識や風習なんかを取り入れなければならないことです。

普段の生活や食事の味付けから習慣、冠婚葬祭に至るまで、嫁としては覚えること満載で大変ですよね。

普段はね、同居じゃないなら自分たちでいろいろ譲り合ったりもできますし、食事に関しては嫁が作るんなら嫁に主導権があります。

よっぽど許せないこと以外はできるだけ譲歩して、心穏やかに過ごすことが吉。

でもそうも言ってられないこと、ありますよね。

すなわち冠婚葬祭。

結婚式なんかのお祝い事はまぁ何とかなります。めでたい席なので、多少の失敗は大目にみてもらえるもの。

でも葬儀・法事関係はちょっと神経遣います。

義祖母が亡くなったときの嫁としての立ち位置・動き方

スポンサーリンク

ワタシ、結婚して2年目にダンナのお祖母ちゃんが亡くなったんですよ。

うちの実家の宗派とは違うので、初めてのお葬式。しかも自宅葬。

ダンナは禅宗なんですが、禅宗のお葬式って生まれて初めてなんで、いろいろびっくりしたことを覚えています。

で、嫁のワタシは通夜・葬儀の最中何やってたかっていうと、湯呑洗ってました。

ワタシが孫連中の嫁の中で一番年下だったんですよ。

ダンナの従兄弟のお嫁さんなんかもいたんだけど、ちっちゃい子連れてたしね。

お義父さんは跡取りで、うちのダンナは長男で、ワタシは長男の嫁。

まぁ一番動かなくちゃならない立場ではあります。

幸い、義両親との関係は良好なので、最初に「喪主は座ってて。叔父さん叔母さんたちもね。お茶出しは従姉妹さんたちにやってもらっていい?」って聞いて、湯呑やお茶菓子の場所や手順を聞いて、台所に籠りました。

だって、よそのお葬式ってわかんないし。失礼があったら義両親に申し訳ないし。

普段は義両親にも遠慮なしにバリバリ言っちゃうワタシでも、さすがに気を遣いました。

表に出ても親戚の方さえよくわかりません。結婚式で会ってるんだけど2年も前のことでしょ?覚えてないって(笑)。近所の人に至ってはもう誰が誰だかさっぱり。

だから、徹底的に裏方で動きました。

結果論ですが、かえって良かったですよ、裏方。

ときどき行ってた義実家なので勝手はわかってるし、義両親は参列者の相手で手いっぱいだから、食事やお茶のとこまで手が回んないから、そこのフォローもできるし、何より宗派の違いによる作法に戸惑わずに済みました。

こっそりのぞいて驚愕してましたけどね。

義実家方の法事や葬儀は、嫁ですって立場を利用して、裏に引きこもりましょう。

実際、表に出てるより気が楽です。

「お義母さん、台所の方は私が引き受けますから、亡くなった方の傍にいてください。私は嫁ですから大丈夫ですけど、ご親族の方はゆっくりお別れしたいでしょう?」

って言うだけで、嫁の評価バカ上がりしますよ?まぁなんてできたお嫁さんかしら!って(笑)。

法事のマナー?嫁に求められること?

そんな感じで裏方を一気に引き受けて、のんびりやりつつ嫁としての評価も上げてきたワタシですが、これ、けっこう義実家に食い込んでないとできないことですね。

でも、これを機にある程度食い込んでおくのもいいと思います。

なぜかっていうと、葬儀があるってことはこれからの2~3年は法事が続くってことだから。

田舎に行けば行くほど法事って大事にされます。

最近は簡略化されてきたとはいえ、三回忌まではきっちりやるところもまだまだ多いでしょう。

葬儀が終わると、一般的な仏教では、初七日・四十九日・初盆・一周忌・三回忌と、2年の間に法事が続きます。

息つく間もなく次々と法事ラッシュ。

まぁ忙しいのはいいことです。

近親者を亡くすって、けっこうな精神的ショックがありますからね、次はこれ、次はこれって忙殺されてる方が悲しみをまぎらわしやすい。

亡くなった直後から様々な法事があるのは、後追いを防ぐためでもあるようですね。

亡くなった方をきちんと送らなければ!っていう義務感を植え付けて、悲しみをまぎらせて、やっと一息ついた三回忌後には普通の生活に戻ってるって具合です。

昔の人は頭いいね。葬儀後のアフターフォロー万全じゃないですか。

で、法事のときは嫁のワタシは何してるかっていうと、湯呑洗ってます(笑)。

基本的に婚家側の法事では裏方に行きますね。

お経あげてもらうんならお坊さんにお茶出ししなくちゃならないし、お参りに来てくださった方にも何かお出しするでしょ?

それ、一手に引き受けました。四十九日のときには、義両親から「またお願いね」って言われたくらい。

そこまでになると、ある意味楽ですよ、マナー完璧に覚えなくていいし、接客もしなくていいし、気を遣う場面少ないし。

嫁の居場所は台所。

八方丸く収めて、自分も気楽にいきましょう。

婚家の法事はどうせ逃げらんないからね?

法事のときばかりは「嫁」でいましょう。

義実家との関係性にもよりますが、法事の際には嫁に徹するのが一番いいようです。

自分が考える理想の嫁像ってありません?かいがいしく裏方で働くって感じの。

それ!それ演じましょう!

なぁに、その日さえやり過ごせばいいんです。毎日やるわけじゃない。

短ければ2時間、長くとも半日程度。女優でいきましょう。

法事や葬儀ってなんだかんだ言いながら、嫁の評価上げるチャンスでもあります。

「故人に近しい方はお側でお別れを…」って気遣う体を取りながら、ゆるりと台所でお茶菓子でもつまんでましょう。

役割こなしてれば、いつの間にか「できたお嫁さんねぇ」っていう評判が、ご近所で立っちゃうかもよ?

アドセンス本文下

スポンサーリンク