コミケといえば、オタクの祭典、というイメージですが、
具体的には一体どんなイベントなのでしょうか?
テレビやネットの情報だと、
来場者数が毎回もの凄いとのこと。
そのため、もし実際にコミケに行くとなったら、
予備知識と準備が必要になります。
そこで今回は、コミケのことが気になっているあなたへ、
コミケとは一体何か、どんな魅力があるのかを解説していきます。
コミケって、そもそも何を売ってるの!?
コミケとは『コミックマーケット』の略。
ということは、漫画を売っているの?
と思われそうですが、実はただの漫画ではありません。
コミケで売っているのは、同人誌なのです。
同人誌とは、同じ趣味を持った人たちによって制作された雑誌のこと。
主に、アニメや漫画を元にした、
二次創作といわれる同人誌が多いのですが、
中には、完全オリジナルの内容で作られたものもあります。
同人誌は全て、制作者の自費出版ですが、
コミケでは収入を得るために、商業的に販売しているのではなく、
あくまで、同好の人との交流が目的なのです。
だから、本当は同人誌を販売しているのではなく、
頒布(はんぷ)しているのだそうですよ。
ちなみに、よく誤解されやすいのが、
同人誌=性的な内容の本である、ということ。
確かに、性的な同人誌もありますが、
それだけではなく、健全な内容のものや、
アニメや漫画と全く関係ない内容の同人誌もあるんですよ。
例えば、日本全国の醤油を紹介する本とか、
ウイスキーに合うおつまみを考察する本、
改名の手順を解説した本など。
要するに自費で制作、出版した冊子も同人誌の一つであり、
アニメなどに限らず、
コアなジャンルに特化した本の売買が出来るのが、
コミケというイベントなのです。
中にはすごく人気の同人誌作家さんもいるため、
その人のブース(販売スペース)はコミケ開始と共に大賑わい。
あっという間に同人誌が完売してしまうこともあるんですよ。
「コミケ雲」という伝説までも!そこは、まるで戦場だった!?
コミケは夏と冬の年二回、3日間に渡って、
東京ビッグサイトにて開催されます。
その来場者数は、毎回なんと数十万人!
しかも人気の同人誌は早く買いに行かないと、
すぐに売り切れてしまうのです。
そのため、コミケが開始する数時間前から、
入口で並ぶ人が多く、本当はルール違反ですが、
徹夜で待機する人もいます。
また、会場が開いて、コミケがスタートしてからも、
お目当ての同人誌欲しさに、ブースには長蛇の列が出来ます。
トイレもすごく混みあうので、好きな時に行けない、
ということは覚悟しておきましょう。
会場内もすごく混雑するので、夏のコミケでは、
来場者の汗や熱気によって天井に水蒸気が溜まり、
まるでモヤがかかったような状態になります。
コミケファンの間では、
この現象のことを『コミケ雲』というらしいです。
つまりそのくらい、人の量も暑さも半端ない、
ということですね。
とにかく、コミケに初めて行く場合は、
動くやすい服装と、飲み物、そして、
細かく崩したお金を準備して行きましょう。
また、参加するのが初めて、という人は、
朝から行くのではなく、
ぜひお昼頃から行くことをおすすめします。
人気の高い同人誌は売り切れていますが、
混雑は解消されているので、ゆったりと見て回って、
気になる同人誌がもしあったら購入して、
色んなオタクやマニアの人たちとの交流が出来るかも知れません。
あとは、細かいルールなどを事前にきちんと調べておくことですね。
以下のサイトに、コミケの細かい概要やルールが書いてあるので、
ぜひ一度目を通しておきましょう。
コミケはルールをしっかり守れば、
同好の人たちと交流が出来る、とても楽しいイベントです。
ただし、相当の体力を消耗するので、
体調管理も怠らないようにして参加をしましょう。
まとめ
コミケとは、年二回、東京ビッグサイトで、
3日間に渡って行われるイベントです。
主に同人誌の販売や頒布をしていて、場合によっては、
同じ趣味を持つ人と交流が出来るかも知れませんよ。
ただし、初心者にはかなりキツい環境なので、
しっかりと準備して、ルールを頭に入れておくことが重要。
でもそれさえ守れば、
コミケはとても楽しいイベントですよ。