結婚式などの
イベントや飲み会の場から、
日常の会社や学校での朝礼まで、
様々な場所で直面する問題
「スピーチ」。
人前で話すことが得意な人にとっては、
急な無茶振りでも
難なくさらっとこなせるので
問題ないのでしょうが、
苦手な人にとっては
苦痛でしかありません。
人前で話すだけでも嫌なのに、
更に困るのが話のネタですよね。
何について話したらいいのか、
どれくらいの長さが妥当なのか、
どういう口調で
誰に向かって話せばいいのか、など、
特に社会人経験の浅い若者にとっては
悩むところです。
そんなスピーチを頼まれて
困っている方のために、
スピーチのネタ選びの
ポイントについて
お伝えしたいと思います。
皆が聞きやすいニュースの
ジャンルや内容とは?
私の職場では、
毎朝朝礼の最後に
当番制でスピーチがあります。
大体3か月に1回ぐらい
順番が回ってくるんですが、
そんなに頻繁に回ってきても
ネタに困るし、
毎日だとどうしても
他の人と被ってしまうので
困るんですよね。
他の人のスピーチを見ていて
やはり多いのは、
個人的な出来事、
例えば旅行に行ったとか
子どもの運動会があったとか、
趣味の話だとかと、
もう一つは
時事ネタが多いです。
その日や前の日のニュースをネタに、
その出来事だけでなく
自分の考えや意見・感想も述べたり、
自分の体験談ともクロスさせて
紹介するといいですよね。
よくシラケてしまうスピーチのひとつに、
オチがないというか、
「だから何?」
というスピーチがあります。
自分の趣味の話や
子どもの自慢などだけで終わると、
ただのリア充アピールだと思われるし、
ニュースの紹介だけだと
「キャスターか」と思われますので
注意してください。
自分がなぜそれに
興味を持ったのかを含めたり、
仕事でのスピーチであれば
仕事に絡めた結語に
持って行ったりすると、
上司たちからも
「コイツ、気が利いてるな」
と好評価を得られるはずです。
スピーチネタには春夏秋冬、
季節感を取り入れ演出しよう!
スピーチにはその時々のニュースや
時事ネタもいいですが、
季節感のある物も
風情があっていいですよね。
例えば秋だったら、
紅葉シーズンですので
紅葉の見頃時期の情報だったり、
「なぜ紅葉するのか」
を調べておくと、
「へー」というトリビアにもなるし、
ちゃんとスピーチのために
調べてるんだという
熱心さのアピールにもなります。
スピーチって、
聞く側としては期待もしてないし
興味もないので、
あまりちゃんと聞いている人って
少ないというのが現状です。
話す側は必死に考えているのに、
残念なことですよね。
ただ、季節のこととか
ちょっと興味深い内容だと、
みんなしっかり聞いてくれるものです。
食べ物でも何でもそうなんですが、
老若男女問わず日本人は
「期間限定」に弱い生き物です。
温帯気候にあり四季がはっきりした
風情豊かな日本人だからこその
感性かもしれません。
この感性をぜひスピーチでも
生かしましょう。
まとめ
社会人になると
色々な場面で直面する
「スピーチ」という壁。
人前で話すだけでなく
そのネタ探しにも困ってしまいますが、
焦る必要はありません。
ネタは日常生活やニュース、
季節生活の中など
あらゆるところに転がっています。
ただし、そういった出来事や
物事についてただ語るだけでは
スピーチになりませんので、
それについての
自分の意見や考えを述べたり、
今やっている自分の業務や
会社の事業に絡めて紹介したりといった
工夫をしてみましょう。
若さだけが取り柄の
何も考えていない
のんきな新入社員と思われていたのが、
そのスピーチひとつで
一気に評価を上げることも
できるかもしれません。
たかがスピーチと侮らず、
自分をアピールする
良い機会だと思って、
ぜひ頑張って気の利いたスピーチになるよう
取り組んでみてください。