思いがけなく
ラッキーなことが起きることをことわざで、
『棚からぼたもち』と言いますね。
でも、
何故ぼたもちなんでしょうか?
それに、どうして
棚からぼたもちが落ちてくると、
ラッキーということに
なるんでしょうか?
そこで今回は、
棚からぼたもちの由来を
詳しく解説していきます。
「棚からぼたもち」はこうしてできた!由来と使い方を知ろう!
棚からぼたもちとは、
思いがけずに幸運を得ること、
また、苦労しないで良いものを得る、
という意味を持つことわざです。
棚から落ちてきたぼたもちが、
偶然にも開いていた口の中に
落ちていく
という状況が
元になっているんですよ。
確かに甘いもの好きな人からしてみれば、
棚からぼたもち、
つまりおはぎが落ちてきて、
それを上手く口でキャッチ出来たら、
かなり嬉しいですよね。
でも、甘党でない人にとっては、
そこまで嬉しくない状況です。
では、なぜこの状況が
ことわざの由来に
なったんでしょうか?
実は昔って、甘いものが
とても貴重だったんですね。
それこそ、
お菓子は身分の高い人しか
食べられないもので、
庶民の口になかなか入ることは
ありませんでした。
つまり、そんな貴重な食べ物が
棚から落ちてきて、
しかもそれを床に落とさずに、
キレイに口の中に
入れられるということは、
昔の人からしたら、
とっても嬉しいことなんです。
だから思いがけなく
良いことがあった、
という例えとして、
棚からぼたもちということわざが
生まれてんですね。
ちなみに、
棚からぼたもちって
ちょっと長いので、
日常的にこのことわざを使う時は、
『棚ぼた』
って略すことがあるんですよ。
使い方としては、
何か予期せぬ
良いことがあった時ですね。
例えば、
『道でお金を拾って棚ぼただった』
など。
あなたもこれから、
もし何かラッキーなことがあったら、
棚からぼたもちということわざを
使ってみてはどうでしょうか?
いざというとき使えるかも?!「棚からぼたもち」と同じような意味を持つ言葉
棚からぼたもちと
同じような意味を持つ言葉が
いくつかあります。
もしかしたら
使える時が来るかもしれないので、
覚えておくと良いですよ!
・鴨が葱(ねぎ)を背負って来る
鴨鍋には
葱が付き物であることから、
好都合であったり、
おあつらえ向きの状況のこと。
・渡りに船
望んでいたものが丁度良く揃うこと、
好都合の状況になることの意味です。
川の向こう岸に渡りたいけれど、
船がなくて困っていた時に、
丁度良く船がやって来た、
という状況が由来です。
・開いた口へぼたもち
あまり知られていない言葉かも
知れませんが、
実はこのことわざも、
思いがけない幸運がやってくる、
という意味なんですよ。
棚からぼたもちと
すごく似ていますよね。
・寝耳へ小判
この言葉も、
思いがけない幸運という意味です。
寝耳に水と似ているため、
間違えないようにしましょう。
まとめ
棚からぼたもちとは、
思いがけずに
幸運がやってくるという意味。
昔は甘いものが
特に貴重だったので、
棚からぼたもちが落ちてくるのは、
本当にラッキーなことだった、
というのが由来です。
類義語として
『鴨が葱を背負って来る』とか、
『渡りに船』、
『開いた口へぼたもち』、
『寝耳へ小判』などなど。
もし何か予期せぬ
良いことがあったら、
これらの言葉を
思い出してみてくださいね。