ファッションに興味が出てきたけれど、
洋服の違いは難しいものです。
たとえばコートとジャケット。
似たような服ですが、
一体違いはどこでしょうか?
形?丈の長さ?色々疑問がありますね。
そんな、コートとジャケットの違いを
わかりやすく解説します。
ジャケットとコートの違いとは?
コートもジャケットも、
羽織るものであるのはわかりますよね。
違いは丈の長さです。
< コート >
丈の長さはお尻より下まであり、
外出時に服の上から着る長い丈の上着です。
防寒、防風、雨よけのために
衣類の上から着るものです。
防寒のため服の上から羽織るので、
室内では脱ぐのがマナーです。
前が開いていて、
ボタンやファスナーなどで留めます。
< ジャケット >
ジャケットは洋装で、
ウエストか腰までの長さで、
袖の付いている上着の総称です。
体の正面でボタンやファスナーなどで留めます。
ジャケットは服の上から着る上着ですが、
コートと違い、室内で着ていて大丈夫です。
例えば冬の定番ダウンですが、
こちらもコートとジャケットがあります。
やはり丈の長さで、言い方が
ダウンジャケットか
ダウンコートと変わります。
知ってるとお洒落認定!?ジャケットとコートの種類・名前をおさえよう!
コートとジャケットの違いがわかったところで
それぞれの種類をご紹介します。
< コート >
①ピーコート
元々漁師や海軍船乗りが着ていた防寒具です。
前ボタンがダブル掛けになっているものを
ピーコートと呼びます。
今はシングル掛けのものも売られています。
②ダッフルコート
トグルという大き目の留め金が特徴です。
それと対になっている紐でとめたりはずしたりして、
コートを着たり脱いだりします。
③トレンチコート
前のボタンがダブル掛けになっており、
腰についているベルトを締めて着る
コートのことを呼びます。
ロング丈が主流になっています。
④モッズコート
極寒防寒衣類の軍用パーカーである
厚手のコートです。
ミリタリー風コートと
ほぼ同意語で使われている事があります。
シェルパーカーと呼ばれていたのが
一般的でした。
⑤ダウンコート
羽毛を詰めたコートのことです。
中綿のものもあります。
⑥チェスターコート
フォーマルなコートの代表で、
丈はやや長めが基本であり
膝程度の長さが一般的です。
⑦ステンカラーコート
ビジネスコートの定番です。
動きやすいように、
肩と袖が襟ぐりまで
切れ目無く続いているのが特徴のコートです。
< ジャケット >
①テーラードジャケット
一般的に、背広のような形のジャケットを呼びます。
同じテーラードジャケットでも、
ショールカラージャケット(へちま襟)・
イタリアンカラージャケット(ワンピースカラー)
など難易度の高いテーラードジャケットもあります。
※「カラー」とは襟の事です。
②Gジャン
デニム素材で作られたジャンパー、
ジャケットを呼びます。
③ライダースジャケット
元々はバイク乗りのアウターとして
人気が出ました。
シングルライダースジャケット、
ダブルライダースジャケットの
2種類があります。
④ミリタリージャケット
軍隊や軍服をテイストにしたジャケットを呼び、
カーキー色・迷彩・立ち襟が特徴で、
中綿になっているものが多く、
防寒具として着用するのが一般的です。
MA-1やM-65が代表的となります。
⑤スカジャン
横須賀のジャンパーの略。
スタジャンと似ていますが、
着物の絹のような光沢のある
レーヨン・サテン等を使用しているのが特徴です。
⑥スタジャン
アメカジの定番スタイルです。
スタジアムジャンパーが正式名称で、
アメリカではアワードジャケット・
ヴァーシティジャケットと呼びます。
厚地で滑らかな生地のメルトンを身ごろに、
袖は革で出来ているのが定番です。
多く利用されている
コートとジャケットの紹介でしたが、
まだまだたくさんの種類があります。
自分のファッションに合わせて
アウター選びをしてみましょう。
※ちなみに、コートもジャケットも
羽織るものの総称は『アウター』と言います。
ダウンコートの中身は、中綿だと気軽に洗える!
ちなみに私は子育て中なので、
よくコートを子どもに汚されます…。
ダウンの中身は中綿
(コットンではなくほとんどがポリエステル)ではなく、
本来は羽毛が入っていますよね。
ダウンといいながらも中綿のものは
多く売られており、
価格も羽毛のものより安くなっています。
中綿は羽毛よりも保温性は落ちますが、
手洗いが可能なものが多いので重宝します。
羽毛のダウンは、大体はドライクリーニングなので
なかなか洗えないのですよね。
ちょっと寒いですが、洗濯の頻度で考えると中綿派です。
❤ 最後に ❤
アウターは丈の長さでもそうですし、
形でも大分雰囲気が変わってくる
ファッションアイテムの1つです。
カジュアルにしたいとき、
ばっちり決めたい時と
色々な場面で使えるアウターを、
何パターンか用意しておくと
ファッションの幅が広がりますよ。