お母さんがよく言う、うるさい。という言葉。
ちょっと調べてみたら、五月蝿いという漢字が出てきます。
なんで五月の蝿?
と思ったそこのあなた!
私も気になったので、調べてみました。
「五月蠅い」ってどうしてそう書くの?意外とおもしろい言葉の由来
辞書によると、
心を表す、「うら」に、
狭いの形容詞、「さし」がくっついて、
「うるさし」となったそうです。
はじめの意味は、何らかの刺激で心が乱れ、
閉鎖状態になること。
今の「うるさい」とは全然意味が違いますね。
では、どうして「五月蝿い」となったのでしょうか。
実は五月の蝿はうるさいと、
平安時代から、いろいろな本に記されていました。
そこから、小説で「五月蝿い」
と当て字されるようになり、広まりました。
でも、今は、5月は蝿がうるさいという感じはしないですよね。
なぜ5月なんでしょうか?
それは、もともと日本は太陰太陽歴を使っていたからなんです!
月の満ち欠けのサイクルを基準に暦を作る太陰歴に、
太陽の動きを考慮して閏月を入れる太陰太陽暦は
明治5年まで使われていました。
今も、旧暦としてカレンダーに記されているのが、太陰太陽暦になります。
太陰太陽暦でいくと、
今の6月が5月にあたります。
今も6月は蝿が出てきてうるさい感じがするので、
確かにそう!と思いますよね。
まだまだあった!興味深い言葉の語源を調べよう!!
ちょっと興味深い語源をもつ言葉を紹介します。
「おもしろい」
漢字で書くと「面白い」となります。
面というのは顔のことですよね?
どうして面=顔が白いで、おもしろいなんでしょうか?
たくさん説がありますが、その一部をご紹介します。
ちょっと由来を知ると、昔の人たちも自分たちと感覚は変わらないんだなーと思いませんか。
おやつ
次に、私も大好きな「おやつ」です。
漢字で書くと「お八つ」となります。
なんで八なんでしょうか?これも、ちゃんと理由があります。
昔の時計の時間の表し方は今と違っていました。
昔の時間の「八つ時」=午後2時から午後4時頃に食べるもの
という意味になります。
昔の人たちも、私たちと同じ時間におやつを食べていたんですね。
他にも、「浴衣」や「お母さん」などの語源も興味深いですよ。
気になったら調べてみてくださいね。
まとめ
今回は「五月蝿い」の語源についてご紹介しました。
私たちが普段、なにげなく話している日本語にも面白くて、
興味深い言葉の由来がありますね。
自分たちが生まれ育った所の文化や言葉は大切にしていきたいですね。