着物がいつ着くずれするか
ということばかり考えてしまうと
他のことが楽しめなくなりますよね。
今回は、着物の胸元が
浮かないようにするには
どうすればいいのかを中心に、
着付けのやり方を見直していきましょう。
着物の胸元が浮くなら、着付けの仕方をもう1度見直してみましょう
美しく着物を着るためには、
正しい着付けをマスターするのが1番です。
まず、どうして胸元が浮くかですが、
鳩胸ではないから
浮いてしまう
ということがほとんどです。
「鳩胸じゃなから浮くって、
じゃあ鳩胸になるにはどうしたらいいの?」
と思いますよね。
鳩胸は、
人工的に作ることができる
ので安心してください。
鳩胸を作るために必要な道具は、
ガーゼ2枚だけです。
タオルでも補正できるのですが、
今回は、ガーゼを使った
鳩胸の作り方を詳しく紹介しますね。
ガーゼを使う補正の場合
作り方は、本当に簡単です。
このガーゼをさらに四つ折りにし、
そして三角形になるように半分に折ります。
もう1枚のガーゼも、
このやり方と同じように折ってください。
これで、下準備は終了です。
もう1度ポイントを押さえましょう。
60センチのガーゼを半分に折って、
それをまた四つ折りにし、
半分に折って三角形を作る。これだけです。
この三角形に折ったガーゼは、
胸と肌着の間に挟むように入れてください。
これで、鳩胸の補正は終わりです。
60センチを半分に折り、
最終的に三角形に形を整えた
ガーゼを使って着付けをしてみてください。
綺麗に胸の形が作れて、
胸元の浮きも気にならなくなるでしょう。
ガーゼよりももっと厚みが欲しい時は、
タオルを使うといいでしょう。
やり方はガーゼの時と同じです。
どうしても浮いてしまう場合のアイテムがこちら!
鳩胸を作っても、
どうしても胸元が浮いてしまう場合、
白いピン(ナースピン)を1本用意してください。
ステンレスのピンでも大丈夫です。
錆がついたピンは、
着物に錆が付いてしまうので、
避けましょう。
1まず、長襦袢を着て、
着物を羽織ります。
そして、長襦袢の襟元を整えます。
ピンを差すときは、
必ず着物を着てから差すようにしてください。
2長襦袢の下前と上前が交差するところで、
下前の「半襟の縫い目と縫い目の間」
にピンを入れてください。
3上前の衿を挟んで差し込みます。
この時、上前の衿のラインとピンの角度が
90度になるようにしてください。
これで衿元が固定されて、
着くずれしにくくなります。
ピンが最後まで差し込まれていないと、
ぐらついて着くずれしてしまうので、
ピンは最後まで差し込むようにしてください。
正しい着付けや、補正の仕方を覚えたら、
何度か試してみてしっくりくる着方を見つけてください。
まとめ
今回は、着物を着た時に
胸元が浮かないようにするには
どうすればいいのかについて見てきました。
何も気にせず着物で過ごすためには、
着付けが重要です。
最近、着物を普段着にする人が多くなってきました。
街中でもちらほらと見かけます。
華やかで素敵だなと思いながら、ついつい目で追ってしまいます。
着物は見ていてとても美しいですし、
着物を着ると、
背筋がしゃんと伸びる気がして、
私も着物を着ることが好きです。
振る舞いもいつもより丁寧になってきたりしますよね。
でも、着物の着付けは難しいんですよね。
特に、胸元あたりが浮いたりして、
見た感じ違和感を覚えたり、
体にしっくりこなかったりすることがあります。
今回の記事をお役立ていただけたら幸いです。
楽しい着物ライフを送ってくださいね。