自身と自体の違いや、
正しい使い方って
知っていますか?
よーく考えてみると、
自身と自体の違いって一体何なのか、
疑問に思いますよね。
また、自体と同じ読み方で、
事態という言葉もあります。
今回は自身、自体、事態、
この三つの言葉の違いや意味、
正しい使い方を解説します。
自身、自体、事態・・・紛らわしい日本語を正しく覚えておきましょう!
自身と自体って、
なんだか紛らわしいですよね。
でも、使い方を間違ってしまうと、
聞いている相手に
すごく違和感を
与えるかも知れません。
それぞれの意味を
正しく覚えておきましょう。
特に、文章にしてみると、
自身と自体の使い方が間違っている時、
とても変な感じがしてきます。
例えば、自身は『私自身』や
『自分自身』というように使われますが、
『私自体』とか、『自分自体』なんて
使いませんよね。
反対に自体は、
『会社自体』とか『計画自体』などで
使われますが、
『会社自身』や『計画自身』などと
使われません。
このように、
文字に書き起こしてみたり、
文章にすると、自身と自体って
正しく使う必要があるんですね。
また、自体と同じ読み方で、
事態という言葉もあります。
この言葉も、
使い方を間違えて文章を作ってしまうと、
意味が伝わらなくなってしまいます。
改めて言葉の意味や使い方を再認識して、
違和感のある文章を作らないように
気を付けましょう。
自身、自体、事態・・・意味の違いや、使い方は?
では、自身、自体、事態の意味や
使い方を解説します。
まず、自身ですが、
これは主に人物に対してのみ
使われる言葉です。
『私自身は』や
『彼自身の考えは』などのように、
自分もしくは特定の人物そのものを
指し示す時に使います。
また、『ご自身でお選びください』
などと使われるように、
自身という言葉には『自分』や、
『自分そのもの』という意味も
含まれているんですよ。
このことから、『自分自身』とは、
自分のことを強調した言葉になります。
続いて、
自体という言葉は人物ではなく、
特定の団体や物、思考などに対して
使われるのが一般的。
『企業としての考え自体は悪くない』とか、
『見た目はイマイチだけれど、
味自体は良い』などと使われます。
自身と大きく異なるのは、
言葉を使う対象が個人か、
そうでないかということです。
だからこそ、
自分や他の誰かを指し示す時に、
自体という言葉を使うのは
適切ではありません。
『あなた自体は』ではなく
『あなた自身は』という方が、
全く違和感がないし、
文章にしてみても、変じゃないですよね。
自身は人に、自体は団体や物などに、
と覚えておきましょう。
そして、事態という言葉は、
意味がガラリと変わってきます。
事態とは物事の有様や
成り行きという意味なんです。
『緊急事態発生』とか
『事態がようやく収束した』など、
何らかのアクシデントが起きたりした時に
よく使われます。
自体という言葉とは
意味も使い方も全く違うので、
覚えておいてくださいね。
また、文章を作成する時に、
自体と書こうと思って、
うっかり事態と誤字しないように
十分注意しましょう。
まとめ
自身とは人物に対して使われる言葉で、
自体とは、物や団体など、
個人ではないものに使われます。
そして事態とは、
物事の有様や成り行きのこと。
自身と自体って、
似て非なるものだったんですね。
もし自身と自体の使い方に迷ったら、
文章に書きだしてみてください。
そうすれば、
間違った使い方をしていた場合、
文章を読んだ時に違和感が出てくるので、
迷わなくなりますよ。