ちゃんと睡眠はとっているのにもかかわらず、毎日だるくて眠くて気力がない…そんな主婦の方も多いのではないでしょうか。
掃除に洗濯に料理や買い物、庭の手入れだったり、できることなら何か趣味でも持って毎日を充実して過ごしたいところではありますが、なんせ日々体がだるくてやる気が起きない。
日常の家事さえ手を抜いたりしてしまうこともあるかもしれません。たまにならいいんでしょうが、それが頻繁になると要注意です。
改善したいとは思いつつも、そういった人たちにとっては改善するために動くのさえ億劫なんですよね。もう、負のループにおちいってしまいます。
このだるさや眠さ、無気力の原因はいったい何なのでしょうか。また、どうすれば改善することができるのでしょうか。
だるい、眠い、おまけに無気力…原因はいったいなに?
主婦のだるさ、眠さ、無気力感の原因として
①身体的な不調
②加齢による体力や気力の低下
③運動不足
④やることや目標がなく、社会から疎外されている
⑤悩み事や考え事によるもの
などが考えられます。
①身体的な不調については、もしかしたら何らかの病気が原因の可能性もあります。例えば睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中に脳に十分な酸素が送られず、ちゃんと寝たつもりでも脳も体も疲れた状態になっており、場合によっては夜中に呼吸が長く停止した状態になっていることもあります。
いびきなど気になる点があれば、睡眠外来を受診してみましょう。
他にも自律神経失調症やホルモンの影響、血圧やその他の疾患が潜んでいる場合もあります。定期健診はしっかり受けるようにして、気になる症状があったら医療機関を受診して検査をしてもらうようにしましょう。
②と③は体力的な問題です。日常の家事も、普段運動しない人にとっては結構な運動量になりますので、家事だけで疲れてしまう弱った体になっている可能性もあります。
ウォーキングなど簡単なものからでいいので、少しずつ運動をして、体力や気力をつけてみましょう。
④⑤は精神的な問題です。専業主婦だと毎日やることが同じで目標もない方が多く、ストレスがたまってしまいます。外に出て仕事をするわけでもないので、社会からの疎外感を感じて引きこもりがちになってしまう人もいます。
できるだけ家事以外にも趣味などを持って、目標をもって生活をし、趣味を生かしてサークル活動など対外的な団体行動にも参加してみるようにするといいでしょう。
だるさ、眠気、無気力を改善するためにやるべきこと
だるさ、眠気、無気力を改善するためには、上記にも書いたように、まずは病気が原因の可能性があるのでしっかり検査してきちんとした治療を受けることが大事です。
とはいっても、医療機関を受診してもただ漠然と「だるい、眠い、やる気が出ない」と言っても心療内科などに回されるだけかもしれませんので、自分で自分の体調をしっかり理解する必要があります。
日常生活上気になったことは、忘れないうちにメモなど取っておくといいでしょう。
例えばちょっと動いただけで動悸がするとか、どういう時にめまいがある、異様に口が乾くとか、便通がどうかとか、痰が出るとか、昔こういう病気にかかったことがあるとか。
お医者さんも患者さんの顔を見て漠然とした話を聞いただけで病気がわかるほど万能な人はいません。色々なヒントをもらわないと判断に困りますので、気になる点や最近変わったことなどはしっかり伝えましょう
そして身体的な病気が原因ではなく、精神的な面での問題の場合には、こちらも精神科や心療内科、カウンセラーなどに相談するという手もありますが、まずは日々の生活の中でストレスをためないようにすることが一番です。
考え込まず気楽に、ゆっくりお風呂に浸かってリフレッシュしたり、たまにはお出かけや旅行に行ったり、友達と話して愚痴を言うなど何でもいいと思いますので、一人でため込まず、できるだけ家族以外の人とも関わるようにしてみてください。
もうひとつは、体力をつけることです。病気もなく精神力もあっても、体力がなければ何もできません。ストレスの発散にもつながりますので、歩いたり自転車に乗ったり、プールに通ったり登山に行ったりなどの趣味はもちろん、日常生活でも早歩きや足腰を意識した動きやつま先立ちなど、ちょっとした工夫で筋力トレーニングになりますので試してみてください。
まとめ
毎日家で同じことばかりしていると、眠くて疲れも取れず無気力になったりもするものです。
精神的な理由と体力的な理由、そして病気が潜んでいる可能性もありますので、ぜひ前向きにストレスをためずにアクティブな生活を心掛け、こまめに健診を受けて自分の体をしっかりメンテナンスするよう心がけましょう。
一度無気力になったら負のループです。家に引き込まらずに社会に出て、まだまだこれからの人生を満喫しましょう。