妊娠がわかると、
とても幸せな気持ちになりますよね。
「おとこのこ?おんなのこ?」
「パパとママどっちに似るかな?」
「赤ちゃんのためにどんなことをしようかな?」
ドキドキ・わくわくしますよね。
それと同時にもうすぐやってくるであろう
“つわり”への不安…
「いつから始まるのかな…」
「どのくらいつらいのかな…」
いろいろな不安があると思います。
また、まさに今!つわりと闘いながら
「いつ終わるの?」
「赤ちゃんは大丈夫なの?」
と不安に思っているプレママさん。
そんな辛いつわりとの付き合い方を
ご紹介します!
つわりはいつから始まるの?
いつ終わるの?
妊娠がわかった後、
つわりが始まる人。
つわりがきっかけで妊娠に気づく人。
まったくつわりなんてない人。
いろいろな人がいますね。
妊娠初期症状の
代表といってもいいくらい、
「妊娠といえばつわり!」
と考える人がほとんどです。
一般的につわりは
妊娠5~6週ごろに始まり、
6週間から8週間くらい続きます。
2か月くらいは
つわりと闘わなければならない、
ということですね…
そして安定期といわれる16週ごろに
落ちつくといわれています。
だけど、それはあくまで
『一般的に』のお話です。
つわりが全くない人もいる一方で、
出産までつわりに苦しむ人もいます。
私も出産するまで、
ずーっと胃のムカムカが続いていました。
それでも安定期前のピークに比べると
楽でした。
このつわりの症状や期間は
人それぞれではあるけれど、
安定期ごろには
落ちつく人が多いようです。
つわりのピークっていつ?
赤ちゃんは大丈夫なの??
約2か月ものあいだ続くつわり。
そのなかでもピークは
8週から11週ごろです。
この時期のつわりは特につらく、
なかには動けなくなってしまい人もいます。
吐きつわりの場合は、
何を食べても吐いてしまったり
何も食べられず水分しか取れない、
なんていう人もいるかと思います。
そうすると心配になってくるのが、
お腹の赤ちゃんです。
「何も食べられないけど、
赤ちゃんは育つの?」
「赤ちゃんに栄養がいかなくて、
大きくならないんじゃ…」
なんて考えちゃいますよね。
でも大丈夫!
この時期は
栄養をちゃんと取れていなくても、
赤ちゃんは育ちます!!
妊娠初期は
お母さんの体に蓄えられている栄養から
必要なものを吸収して
赤ちゃんは育ちます。
なので、お母さんが何も食べられなくて
大丈夫です!
でも、やっぱり何も食べられないのは
不安ですよね…
そんな時は、
特に必要だと言われている栄養素を
とるようにしてみましょう。
妊娠中に足りなくなりがちな
「カルシウム」「鉄分」
赤ちゃんの発達にいいといわれている
「葉酸」
この3つだけでも取るようにすれば、
食べられない罪悪感も
少し楽になりますよ。
どうしてもご飯が食べられないときは、
サプリメントも上手に使ってくださいね♪
辛い!本当に病気じゃないの??
さて、つわりの時期は
無理をしないのが一番ですが、
無理をしなくても辛いのがつわりです。
家族や職場、友達などにも
つわりのつらさを理解してもらえず
「つわりは病気じゃないよ!」
なんていわれてしまう人も
いるんじゃないでしょうか?
「こんなにつらいのに!」
「何も食べられないのに!!」
「体重もへってしまった!!!」
心から叫びたいですよね?
本当につわりは病気じゃないの?
そうなんです。
つわりは病気じゃないんです。
つわりの仕組みは
まだ解明されていないのですが、
妊娠初期に起こるホルモンの変化が
原因だといわれています。
妊娠すると2つのホルモンが
急激に増えます。
・hCGホルモン
・黄体ホルモン
の2つです。
このホルモンにもちゃんと役割があって、
【hCGホルモン】は
【黄体ホルモン】の分泌をするために
必要なもので
妊娠の継続や赤ちゃんの成長に
必要なものです。
じゃあ【黄体ホルモン】って?
【黄体ホルモン】は子宮内膜・・
つまり赤ちゃんのベッドになる
子宮の中の壁の厚みを保つために
必要なホルモンです。
この子宮の中の壁の厚さが足りないと、
赤ちゃんが育ちません。
つまり、つわりは赤ちゃんを育てるための
体の変化によって起きるもので
病気というわけではないのです。
じゃあ、どんなに辛くても
我慢しなきゃいけないの?
と思うかもしれません。
その答えは「NO」です。
“つわり”と文字で書くとき
『悪阻』と書くのを
見たことはありませんか?
この『悪阻』になると
一般的な“つわり”とは
ちょっと違ってきます。
正しくは『妊娠悪阻』といい、
この『妊娠悪阻』になると治療が
必要となってきます。
『妊娠悪阻』は
どうやって調べるかというと、
尿の中に【ケトン体】が
どのくらい含まれるかを確認します。
【ケトン体】は体の栄養が足りなくなり、
蓄えられていた脂肪を燃やして
体内で栄養を作ったときに
その栄養と一緒に作られるものです。
でも、自分では【ケトン体】が
どのくらいあるかなんて
わかりませんよね。
自分で判断するための目安として
4つのポイントを病院で教わりました。
その1:水分も取れない。
その2:体重が1週間以内に5キロ以上減った。
その3:トイレに行く回数が減った。
その4:頭痛・めまいがある。
この4つのポイントの
1つでも当てはまったら
病院で相談してみましょう。
『妊娠悪阻』かもしれません。
『妊娠悪阻』になると、
お母さんの体の栄養が
足りてない状態なので
栄養を補うための治療が
必要になります。
我慢しないでください!
私は1週間で体重が
10キロ減ってしまっていたのに
「つわりはみんな辛いんだ」
と我慢してしまい、黄疸がでて
顔が真っ黄色になってしまい、
1週間の入院生活を送りました。
4つのポイントの
1つでも当てはまったら、
絶対に病院に行くことを
おすすめします!!
『妊娠悪阻』の治療は絶食したり、
何とか食べられるものを食べたり
病院によっていろいろありますが、
まず共通しているのは点滴です。
必要な栄養や、
吐き気止めを点滴で直接体に入れます。
まずは体の状態を安定させて
そして、少しずつ口から
栄養をとれるようにしていくのです。
『妊娠悪阻』の特効薬はないので、
症状の重さによっては
とても長い期間、
点滴が必要になる人もいます。
辛すぎるつわり、
もしかしたら『妊娠悪阻』かもしれません。
我慢しないで、病院で相談してみましょう!
まとめ:辛いつわりの乗り越え方
昔と比べて、
今はつわりを乗り越える方法が
いろいろあります。
病院で点滴してもらうのも
一つの方法です。
吐き気をおさえるツボや、食べ物など…
調べるとたくさんの方法がでてきますが、
私が一番おすすめするのは、
楽しいことを考える!!
です。
例えば
・赤ちゃんの洋服を見る
・かわいいマタニティウェアを買う
・好きな音楽を聴く。
なんでもいいんです。
なにもせずに寝ていると、
つわりのことばかり考えてしまいます。
楽しいことをたくさん考えて、
辛いつわりを乗り越えましょう!!