最近何かと話題になる騒音問題。
騒音だと訴える人も神経質な場合もありますが、
実際に昼夜問わず大きな音や声が聞こえてくると、
日常生活に支障が出てしまいますね。
特に、マンションなどの集合住宅なら、
なおさら隣や上下階からの騒音に悩まされてしまいます。
苦情を言いたくても、もし騒音の原因が障害児だったら、
一体どのように対処するべきなんでしょうか?
今回は、障害児による騒音の対処法について解説します。
自閉症の子どもが発する奇声が近所迷惑に!?
自閉症など、障害のある子供は、
大声をあげたり、部屋中を走り回ったり、
壁をドンドンと叩いたりする場合もあります。
中には大人しい子もいるのですが、
奇声をあげるような子が近所に住んでいると、
騒音に悩まされてしまうことが多いんですよね。
日中ならまだそこまで問題はありませんが、
夜間に奇声をあげられたり、走り回ったりしていると、
集合住宅住まいなら特に、騒音で眠れなくなってしまいます。
かと言って、親御さんに苦情を入れても、
障害児というデリケートな問題が関わっているため、
スムーズに解決するとは考えにくいですよね。
でも、このまま放っておいたら、
安心して夜も眠れずに、
睡眠不足で健康に支障が出る可能性もあります。
また、最終手段として引越しを考える、という手もありますが、
それにはお金も時間も労力もかかってしまいます。
しかも、賃貸なら引越しもそこまで難しくありませんが、
分譲のマンションだった場合は、引越しはまず無理ですよね。
そこで、障害のあるお子さんによって、
騒音被害が出ているのなら、まずは一旦、
マンションの管理会社に相談してみましょう。
具体的に、何時ごろまで奇声をあげていて、
それによって眠れないなどの被害を伝えると良いですよ。
もし直接、相手の親御さんに苦情を言いに行くのであれば、
絶対に感情的にならず、穏便に伝えるようにしましょう。
あとは、
夜間にうるさくて眠れないのなら、
耳栓をして眠ったり、防音カーテンを取り付ける、
という方法もあります。
相手が障害児である場合は、
親御さんも本人を制止するのが難しいので、
苦情を入れたらすぐに騒音が止むとは考えにくいです。
それでも、障害者でも健常者でも、
守られるべき日常はあります。
障害のあるお子さんの奇声や騒音で困っているからやめてほしい、
と思うのは、別に障害者を差別しているわけでもないので、
相手の家も大変なんだろうな、と思いつつも、
せめて夜間の騒音はやめてもらえるように対処していきましょう。
自閉症の子と暮らす・・・賃貸住宅での配慮について
もしあなたのお子さんに自閉症などの障害があり、
時間や場所もお構いなしに大声をあげたり、
走り回ってしまうのなら、近所の方への配慮は必要となります。
賃貸マンションなど、集合住宅に住んでいるのなら、
なおさら気遣いがいりますね。
障害のあるお子さんを制止することは難しいので、
防音マットを床に敷くなどをして、対策をしましょう。
また、周囲の理解を得るということも大切です。
お隣さんや下の階の住人には、
事前に説明をして、もしうるさくしてしまったら、
早めに謝りに行くなど、
苦情を入れられる前に行動しましょう。
また、どうしてもお子さんが夜間に大声をあげたり、
部屋の中で走り回ってしまうのなら、
最終手段として、近くの公園に連れ出してあげる、
という方法もあります。
もしお子さんの奇声で苦情を入れられても、
それはお子さんの障害を認めていないのではなく、
奇声や大きな物音に対して相手が迷惑しているので、
絶対に感情的になって反論してはいけませんよ。
難しいことですが、お互いに理解し合えば、
快適に生活できるはずです。
また、集合住宅に引越しする予定があるのでしたら、
防音性が高い物件を選ぶようにしましょう。
まとめ
同じマンションに障害のあるお子さんが住んでいて、
夜中も奇声などの騒音で困っている場合は、
まず管理会社に相談してみてください。
また、自分でも耳栓を付けたり、
防音カーテンを付けるなどの対策をしてみるのもアリです。
もし親御さんに苦情を伝える場合は、
感情的にならず穏便に。
そして、もし自分のお子さんに障害がある場合は、
近所迷惑にならないように、予め挨拶に行って理解を得たり、
防音マットを床に敷いておきましょう。
かなりデリケートな問題ですが、
お互いの理解と歩み寄りで、きっと解決できます。