ここ数年のブームを経て、
定番となりつつある「家飲み」文化。
バリエーションに富んだ
飲み方のできる焼酎が今、注目されています。
特に人気の飲み方が、
体に優しく香りに癒されるというお湯割りです。
そこで必ず巻き起こる
「お湯が先か、焼酎が先か」という論争!
正しいお湯割りの順番とは!?
おいしいお湯割りの作り方に迫ります。
焼酎は、お湯割りの支持率が高いのはなぜ?
そもそも、焼酎は
なぜお湯割りが支持されているのでしょうか?
冷えを気にする女性だけではなく、
男性も好む飲み方です。
体を温めるので健康にいい、
という以外の理由もあったんです。
焼酎の種類はたくさんありますが、
特にお湯割りに最適なのが芋焼酎。
原材料の個性を
最大限に引き出しているのが特徴です。
つまり、「クセが強い」と言うわけですね!
そのクセというのが、実は香りです。
芋焼酎の香りには
アロマテラピー効果もあるとされています。
いい焼酎と言われる銘柄は、
香りが格段にいいものも多いのがその証拠です。
そして、香りをもっとも愉しめる飲み方がお湯割り。
お湯割りは、いい焼酎の善し悪しが分かる
飲み方なんですね。
まさに、本格派志向の男性にはぴったりです!
お湯を先に入れる!?知らなかったお湯割りの正しい作り方
一般的にお湯割りは
「お湯が先、焼酎が後」と言われています。
【お湯→焼酎の順番がいい理由】
・お湯を先に入れることで、
酒器(グラス)が温まる
・後から常温の焼酎を注ぐと、
温度差で混ざりやすくなる
・自然な対流により、かき混ぜなくても
味や濃度、温度が均一になる
・お湯よりも飛びやすい香りの成分を壊しにくい
私は知らずに、焼酎から入れていました…。
お酒から入れると濃さの調整がしやすいかなと、
なんとなくの理由で。
水割りはお酒から入れますし、
同じでいいと思っていたのです。
しかもかき混ぜまくっていました…。
せっかくの癒やし効果を、
台無しにしていたとは知りませんでした。
【お湯割りの正しい作り方】
お湯割りの最大の魅力、香り。
香りを損なわずに、
焼酎の花を開かせるお湯割りの作り方とは!
①お湯を先に入れ、酒器(グラス)を温める
②常温の焼酎を側面に
そわせるように、ゆっくり注ぐ
③10秒くらいじっと待つ
④味や温度、濃度が均一になった頃に飲む
逆に「焼酎→お湯」の順番で入れた
お湯割りと飲みくらべてみたら…
たしかに香りが違う!
味わいもまろやかさが抑えられ、
少しとがった飲み口です。
これはこれで好きな人もいそうなので、
焼酎の幅広さを実感しました。
せっかくならおいしく飲みたい!お湯割りを作るときのポイント3つ
お湯割りの順番については解決しました。
でも、もっとおいしく飲みたい!
そんなわがままを叶えるための
ポイントをご紹介します。
・お湯にこだわる
相性がいいのは、まろやかさが共通の軟水。
電子レンジで温めるよりも冷めにくいので、
やかんでじっくり温めたお湯が最適。
できれば、沸騰する直前で
火からおろした方が口当たりが良くなります。
理想は、人肌より少し高めの42℃という温度。
キレを愉しみたい時は熱めに、
優しく飲みたい時はぬるめに。
気分にあわせて、
飲み口が調整できるのがいいですね。
・濃度にこだわる
お湯割りの黄金比率は、通称ロクヨン。
味と香りをバランスよく愉しめる
焼酎6に対し、お湯が4という割合です。
この割合だと、
アルコールが15%程度になります。
日本酒と同じくらいなので飲みやすい、
ということですね。
ゴーゴー(焼酎5:お湯5)なら
ワインと同じアルコール度数に。
焼酎は、自分の体調や
お酒の好みにもあわせやすいです。
・酒器にこだわる
グラスに注ぐのが一般的なお湯割りですが、
こだわるべきはそのサイズ!
最適な温度で飲みきれる、
130~150mlの少し小さめがベスト。
飲み干すまでに冷めないので、
おいしいまま2杯目に!
耐熱ガラスもいいですが、
より口当たりがまろやかになる陶器もおすすめ。
その土地に伝わる由緒正しい酒器で
嗜めたら通ですね!
初心者用に、おいしい割合のための
目盛り入りグラスも人気です。
まとめ
体にも心にも優しい、奥深き焼酎お湯割りの世界。
お酒と上手に付き合って、
毎日を楽しめたらいいですね!