七夕飾りができあがると、つい写真を撮りたくなります。短冊を持って笑っている顔、折り紙をがんばった手元、笹の前で立っている姿。家族にも見せたいですし、SNSに少しだけ残したい気持ちもあります。
ただ、子どもの写真は「かわいいから大丈夫」だけでは判断しにくいと感じるようになりました。名前、園名、家の中の特徴、よく行く場所、友だちの顔、短冊の内容。親が毎日見慣れているものほど、写真の中では見落としやすいです。
この記事を書いている2026年7月4日時点で、こども家庭庁は保護者向けに、こどものインターネット利用や家庭内ルールづくりに関する啓発資料を公開しています。政府広報オンラインも、SNSに個人情報を安易に載せることで、写真や名前などが知らないところで使われるリスクがあると案内しています。個人情報保護委員会も、写真や家族・友だちの連絡先などを大切な個人情報として扱うことを子ども向け資料で説明しています。
ここでは、七夕写真をSNSや家族共有に出す前に、わが家で見直した写り込み、名前、公開範囲、残し方のルールをまとめます。SNS投稿を禁止するためではなく、子どもの写真を大切に扱うための確認メモです。
七夕写真は、子どもだけでなく背景も見る

写真を撮る時、親の目はどうしても子どもの表情や飾りに向きます。でも、あとから見返すと、背景にいろいろ写っていることがあります。通園バッグ、名札、園でもらったプリント、玄関の表札、窓の外の景色、家の間取りがわかるもの。七夕の短冊には、子どもの名前や願いごとがそのまま書かれていることもあります。
私は、投稿する前に次の順番で見るようにしました。
- 子どもの顔がはっきり出すぎていないか
- 名札、園名、学校名、住所が写っていないか
- 短冊にフルネームや園名が見えていないか
- 友だちやきょうだいが本人の了承なく写っていないか
- 家の場所がわかる背景になっていないか
- 撮った当日の行き先や帰宅時間が伝わりすぎないか
写真は一瞬で撮れますが、投稿した後は思ったより長く残ります。だから、七夕の記念写真ほど「子どもがかわいく写っているか」だけでなく、「子どもに関する情報が出すぎていないか」を先に見るようになりました。
前日に作った七夕飾りを写真に残す時も、短冊や名前の写り込みは一度見直してから撮ると安心でした。
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名前や園名は、親が見慣れているほど見落としやすい

家の中にある名前入りのものは、毎日見ているので風景になりがちです。通園バッグの名前、園の帽子、作品袋、行事プリント、宅配ラベル。写真を撮った瞬間には気づかなくても、拡大すると読めることがあります。
政府広報オンラインは、SNSなどに個人情報を載せることで、写真や名前が知らないところで使われる被害が起きることを案内しています。個人情報保護委員会の子ども向け資料でも、写真や家族・友だちの情報は大切な個人情報として扱われています。
わが家では、撮影前に「写してよいもの」と「写さないもの」をざっくり分けました。
| 見る場所 | 写っていたら確認したいもの | 対応 |
|---|---|---|
| 子どもの服や持ち物 | 名札、園名、チーム名 | 外す、裏返す、写さない |
| 短冊や作品 | フルネーム、園名、具体的な行き先 | ぼかす、近くで撮りすぎない |
| 背景 | 表札、郵便物、車のナンバー | 角度を変える |
| 友だち・きょうだい | 顔、制服、名前 | 投稿しないか、家族内だけにする |
| 撮影タイミング | 今日の居場所、これからの予定 | 時間をずらして投稿する |
名前や住所が見える紙類を保管する時は、写真に写る前に隠す、処分前に読めないようにする、という小さな手間が役に立ちます。子どもの写真そのものを増やすためではなく、家の中の情報を出しすぎないための補助として考えると使いやすいです。
七夕祭りや夏祭りへ出かけた写真は、背景に会場名や混雑、帰り道が入りやすいので、外出記事の持ち物確認と一緒に見直すようにしました。
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投稿範囲は、撮ったあとではなく撮る前に決める

写真を撮ったあとに「これ、載せてもいいかな」と考えると、つい勢いで選びがちです。私は、撮る前に投稿範囲を決めるほうが落ち着いて判断できました。
たとえば、わが家では次のように分けました。
- SNSに出す写真: 顔がはっきり出ない、名前や場所がわからないもの
- 家族だけに送る写真: 顔が写っていても、送る相手を限定するもの
- 家の中だけで残す写真: 名前入り短冊、園の作品、友だちが写るもの
- そもそも撮らない写真: 着替え中、疲れて泣いている時、本人が嫌がる時
こども家庭庁の保護者向け資料では、こどものインターネット利用について、家庭でルールを作る視点が紹介されています。まだ小さい子どもは自分で公開範囲を判断できないので、親が先に線引きを作っておくほうが安心でした。
子連れ外出や季節行事は、写真を撮りたくなる場面が多いです。行き先や帰宅後の体調も含めて予定を整える時は、こちらのまとめも一緒に見直しました。
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迷う写真は、SNSではなく家族内に残す

「かわいいけれど、名前が写っている」「表情はいいけれど、家の場所がわかりそう」「友だちも写っている」。そういう写真は、無理にSNS用へ加工しなくてもよいと思うようになりました。
迷う写真は、次のように扱うと気持ちが楽でした。
- 家族の共有アルバムだけに入れる
- 紙のアルバムにして家で見る
- 短冊だけ別に保管する
- 友だちが写っている写真は投稿しない
- 投稿するなら、数日後に場所が特定されにくい形にする
個人情報保護委員会の資料では、本人への確認をせずに他人の情報を送っていないか、という視点も示されています。子どもの写真も、親が撮ったものだから自由に出してよいというより、子ども本人や周りの人の情報を預かっている感覚で見るほうが合っていました。
SNSとの付き合い方は、子どもが大きくなってからも続くテーマです。子どものSNSやアルゴリズムに関する話題を考える時は、こちらの記事も関連して読みやすいです。
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投稿しない選択も、思い出を大事にする方法だった

七夕写真を撮ると、「せっかくだから載せたい」と思う日もあります。でも、投稿しないことは、思い出を粗末にすることではありません。家族だけで見返す写真、子どもが大きくなってから一緒に見る写真、短冊だけ残す形も、十分に思い出になります。
わが家では、投稿前に最後にこの3つを見ました。
- 子どもが将来見ても嫌がらない写真か
- 住所、園名、行動範囲が伝わりすぎないか
- 友だちやきょうだいの情報を勝手に出していないか
七夕は、願いごとや作品が主役の日です。写真をSNSに載せるかどうかより、子どもが作ったものを一緒に見て、「ここをがんばったね」と話せる時間のほうが残りました。載せる写真は少なく、残す写真は家族の中で大切にする。そのくらいの距離感が、わが家にはちょうどよかったです。
七夕祭りのような外の行事では、会場名や人混みが写りやすいので、家の中の写真以上に背景を見直すようにしました。
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参考にした公的情報
- こども家庭庁「普及啓発リーフレット集」
- 政府広報オンライン「ネットの危険からこどもを守るために保護者が知っておきたいこと」
- 個人情報保護委員会「キッズページ」
- 個人情報保護委員会「みんなの大切な個人情報」
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